管理者に必要な「経営資源」の視点と、「訪問調整」について(2)

管理者に必要な「経営資源」の視点と、「訪問調整」について(2)

こんにちは。看護師の渡邉です。

本日は、前回に引き続き訪問看護ステーションの管理者に必要な「経営資源」の視点と、「訪問調整」について考えていきたいと思います。

管理者は現場好きでも事業の維持・発展を考えましょう

さて、1月の「管理者研修」でも扱う「経営資源」を含めた経営的視点ですが、訪問スタッフから管理者へとステップアップした時はこうした視点が必須となります。

なかなか病棟での勤務や訪問スタッフとしてのみの経験では、こうした視点を持つ機会は少ないと思います。

「訪問看護事業の経営資源って何?」「数字のことは、あまりわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか?

管理者としては、「たとえ現場好きでも、事業の維持・発展が役割」だということを忘れずにいなければなりません。

具体的に言うと・・・

訪問提供に対する報酬がステーション維持に繋がっていることを意識する

経営資源はステーションの維持だけでなく、利用者さまへの看護の維持にも必要なことを理解する

具体的な月間の目標訪問件数を立てる

といったポイントを、管理者の方はしっかりと踏まえつつ、訪問に対する報酬についても意識した運営を行っていきましょう。

理想的な「訪問調整」の進め方は?

こうした報酬を意識した管理者のお仕事の中で代表的なものが「訪問調整」です。

当然、訪問をしなければステーションの報酬にはつながらないわけですから、依頼をお断りしなければならない状況やキャンセルはなるべく避けたいところです。

しかし、訪問スタッフが全員出払っているタイミングにはそれ以上依頼を受けられないわけです。

パズルのような訪問調整は、慣れるまで四苦八苦するかもしれませんが、職員同士の日々の情報共有を徹底して、利用者さまの全体像を捉えた訪問調整を目指しましょう。

訪問調整をする際は、次のようなことに注意してみてください。

利用者様それぞれに訪問スタッフ全員が関わるようにしましょう。一人のスタッフしか関わったことがない、ということは避けてください。

訪問を予定していたスタッフが変更になったら、なるべく早く利用者さまに伝えましょう。

訪問時間の調整が必要になったら、利用者さまにも連絡・相談した上で、他のサービスとの兼ね合いを確認して変更を決めましょう。また、ケアプラン上の変更が伴うので、ケアマネジャーさんにも連絡を入れましょう。

訪問調整は日々のケア提供内容を考察して行いましょう。例えば、医療依存度の高い方、点滴や経菅栄養などケア提供時間変更が困難な方、曜日固定の方、曜日・時間変更な方といった順でケア内容を元に考えましょう。

訪問お休みを希望される方については、服薬セットなど訪問が必須かどうかを確認しましょう。訪問が必須でなければキャンセルとなるケースもありますが、キャンセルになってしまうと、月訪問件数が減ってしまいますので、コントロールが必要になります。

契約の時点において利用者さまやご家族さまへの説明も大切です

訪問調整を円滑に行うには、訪問看護の契約の時点において利用者さまやご家族さまへの説明も大切です。

精神科訪問看護のように、申請したスタッフ・担当でなければ対応ができない内容もあり、その場合は当然、調整の幅が狭くなります。

最近は24時間365日の対応を謳うステーションも多くなっています。

対応できるスタッフなどの体制を事前に説明したり、情報共有や引継ぎの体制をステーション内で周知徹底したりなど、事前準備の時点から円滑な訪問調整ができるよう、目指していきましょう!

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