ご利用者は、あなたが来るのを心待ちにしています|訪問看護エピソード①

ご利用者は、あなたが来るのを心待ちにしています|訪問看護エピソード①

こんにちは。看護師の渡邉です。

「訪問看護って…おもしろい!!うれしい!!」

今回は、ちょっと笑ってしまう、でも奥が深い訪問看護でのお話をご紹介したいと思います。

誰でも、初対面は緊張するものです

・・・初めてご利用者にお逢いするときは、ちょっと緊張します。

看護師:「こ、こんにちは。はじめまして。」

ご利用者:「は、はじめまして。よろしくお願いしますね。」

看護師:「いつもきれいにしてらっしゃるんですね!」

ご利用者:「ワシの顔か?」

・・・二人で大笑い!! 

だって、ご利用者のお歳は80歳を超え、若い頃から屋外でのお仕事やご趣味などをしていらしたのか?お顔はシワシワですしシミだらけですし…、黒縁眼鏡はどこかで折れてしまったのでしょう。なんとセロハンテープで止めていたのです。

大変失礼ですが、お顔がきれい…???

この二人の会話はどこかあべこべの様に受け取れますが、とても素敵な“気持ち”のやり取りがあるのです。

それは…

あなたはご利用者にとって大切な来客

看護師はこの時、視界に入った“きれい”を一言で「きれいにしてらっしゃる」と表現していたのです。お部屋が片付いていること、お庭の手入れもされていること、容姿もきれいにされていたこと。

ご利用者はというと、2・3日前からお部屋の片づけやそのお部屋から見える庭をきれいにしたらしいのです。そして、看護師が来る当日の早朝、洋服に着替え、顔を洗い、髭をきれいに剃り、待っていたというわけです。それくらい、看護師が来るのを楽しみにしていらっしゃいました。

お部屋を片付けて、お庭もお掃除をして、一番最後に整えたのは、優しい目をしたお顔だったのです。

だから…訪問看護はおもしろい!! うれしい!!

訪問看護は、ご利用者の何らかの疾患に対する看護ケアの提供を行うものですが、看護知識や技術の提供という主たる目的を越えて、通常の生活の一部にも大きな影響を与えます。ご利用者は、あなたと会うこと自体を楽しみに待っていてくれるのです。こういった側面も、在宅医療に期待されている効果です。

何気ない「きれい」という一言を取っても人によって連想することは異なり、きちんとお話をしてみると
優しさや思いやりが垣間見え、

次のお宅ではどんな会話が弾むかな?

なんて、

想像することができる訪問看護は、「おもしろい!」ですし、

訪問の日を待っていてくれるご利用者が居ることは「うれしい!」ことです。

まだまだおもしろいエピソードはありますが、それはまた次回にお話したいと思います。

関連記事

  1. 管理者が考えるべき「営業」「挨拶まわり」のポイントとは?

  2. 新人管理者の心得・気持ちの切り替え方

  3. 2018年の訪問看護「管理者研修」は、2つの会場で始めます!

  4. 知識を活かそう! 訪問看護師に求められるもの

  5. 訪問看護の現場における「相手の話を聞き出す」ことの大切さ

  6. 訪問看護師は、何のためにアセスメントを学ぶのか?